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“ELIZABETH” オトナシャツ

選択肢の狭い男のお洒落着ってシャツとニットだと思うんですが、自分の場合はずっとシャツがワードローブの中心でして、柿乃葉を作った際に店の軸と言うか顔と言うか、そんな存在のシャツを作りたいと考えていました。それは自分にとっての定番のシャツということでもあります。今日何着ようと迷った時に無意識に手が伸びるような安心感のあるもの。高揚する素材、シンプルで品があって圧倒的に作りが良いこと。ジャストでもなく大きすぎることもなく適度なサイズ感。アウトするにもタックインするにも丁度良いバランス。

 

 

 

 

MAATEE&SONSの展示会で理想的なものに出会ったんです。すぐに松村さんとのセッションが始まりました。通称エリザベス。まずこのシャツは生地がエグい。DAVID&JOHN ANDERSONのもので、綿の最高峰、繊維の宝石とも言われるシーアイランド。西インド諸島の本家のものをイタリアで織ったポプリンです。あの英国ニットが大好きな自分としては昔からこの素材には特別な価値を見出してしまいますが、その海島綿を細番手バツバツで打ち込んでいます。極上のタッチなのにパツンと張って形が出るんですね。そしてその料理の仕方も抜群で、ドレスシャツ工場で仕上げられる細かな運針と美しすぎる縫製。ナポリのハンドシャツを彷彿させる手仕事カンヌキもしれっと。塩顔に見せといて拘りがつまっています。

 

 

 

 

 

これだけでも十分に完成されていたんですが、自分の中のシャツに対する理想を詰め込みたく直接パタンナーさんにも会わせてもらって、色々な箇所を修正していきました。ボタンを上まで留める時もきちんと感が出るようにネック寸を詰め、とは言えタイをする設定でもないので台襟削って寝かせ気味の襟にしました。抜け感も出たんじゃないかと思います。最近はボタンを2つ外すのが心地良いんですが、1つ外し、上まで留めてもキマるようになっていると思います。

 

 

 

 

その他、肩幅と身幅を少し出して、ヨークは落とし、カフスまわりと剣ボロなども細かく修正しました。松村さんの狙いであるフレンチ感ある長めのテールとスクエア気味のラウンドは、個性としてそのまま残してます。タックインした時と出した時に印象が変わるので良いんですよね。

 

 

 

簡単に言うと今回のパターン修正は、襟が脱力しつつもぴったりめになって、さらに気持ち緩めに着れるようになった大人の着崩しドレスシャツという感じです。とは言え昨今のビッグシャツではないし、デニムに合わせてもちょっと色気を感じれると思います。色はホワイトと薄めのサックス。サイズは2と3で自分が3です。発売は28日土曜日 。今週は土日共に柿乃葉開けています。在庫が残る場合は30日に商品帖にアップします。

 

 

 

 

21.8.28- Sat

ELIZABETH Loose Dress Shirt Exclusive
Sea Island Cotton 100% – DAVID&JOHN ANDERSON
White / Sax
2 / 3
39.600 tax in ( 36.000 )
MAATEE&SONS for kakinoha