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ロザリアスペシャル冬祭り

ちょうど半年前の発売でしたね。前回の手記はこちらこちら。有難いことに凄いスピードで無くなってしまい、すぐに次のバックルを探して下さいと依頼しました。その後も細野さんに何回か会ってバックルを見せてもらって、これはちょっと違う、これは良いと吟味させてもらって。で、今回は総勢10本。粒揃いじゃないでしょうか。

 

 


 

 

古いスライドバックルにはブロンズやニッケルのものも多数混在するそうですが、もちろん今回も全てシルバー925です。珍しい縦型バックルを中心に。特徴的なアールデコ調の個体(JG)、14Kコーティングのもの(WJC)はTiiffany社バックルの製造元であるR.Blackinton&co製。1文字のもの(L)、(M)は自分の好きなものやイニシャルなどに合ってしまうと、それだけで運命感じるやつです。かつては熱狂的なLIONSファンクラブでした。秋山、清原、デストラーデ。

 

 


 

 

そしてTiffanyバックルが今回は6つ。感無量。ここまで揃うとは思いませんでした。真贋の面においても心配無用です。国内屈指のVintage TiffanyのセレクターであるPJ.Antique Jewellyから出してもらったもの。Tiffany&coとしてのスライドバックルの歴史は古く、1915年頃からアメリカやヨーロッパの銀メーカーや工房で製造されてきたんだそう。女性的なイメージがありますが、男性用のTiffany製品の代名詞と言えるのがこのシルバーバックルです。現行品はレーザー刻印で統一されたみたいなんですが、古いバックルは年代や生産工場によって刻印が異なります。下のものは特に古いもので、イニシャル部分の枠なしのミニマムなデザインで裏の刻印も細かいですね。初めて見ました。価格もこれだけ違います。

 

 


 

 

サイズは前回同様で全て105cm。バックルに合わせて革の厚さと太さが変わる細野氏によるハンドメイドのオーダーメイド。スライド式なのでウエストサイズ関係なくどこでも留められます。価格はすみません。前回に比べて結構上がってしまいました。Vintage Tiffanyもそうですが、それ以外のものも単純にバックルの価格が上がっているようです。年々良い個体が出てこなくなっているのに、需要がどんどん大きくなっているとか。今後どうなるんでしょうね。あと革は今回もH社傘下であるアノネイ社ボックスカーフとクロココンビは変わらずですが、どうせ価格が上がってしまうならもっと良いものにしましょうと職人肌の細野さん。クロコダイルの等級まで上げることにしました。特にクロコなどの貴重な革は等級違いで大きく価格差があります。今回のものの方が鱗がメリメリしてます。そしてエクスクルーシブの特別なベルト袋も出来ました。50年くらい前のスイス軍のリネンシーツ生地に肉厚の革紐。もう色々とスペシャルで冬祭りです。今週は土曜のみの開店となります。もし並びがあった際は、お1人づつの入場とさせていただきます。日曜の正午付近に商品帖を更新します。

 

 

 

 

21.12.11 – Sat

Ex 925 Vintage Sterling Silver Slide Buckle Belt
Box Calf (Tannerie D’annoney – France) / Crocodile Leather
F (105cm)

925 Vintage Silver ( JG / WJC/ M / L ) _ 77.000 tax in ( 70.000 )
925 Vintage Silver “Tiffany&Co.” ( SSR / RGK / NJK / MM / JF ) _ 121.000 tax in ( 110.000 )
925 Vintage Silver “Tiffany&Co.” ( PHB ) _ 132.000 tax in ( 120.000 )

Rosaria Product. for kakinoha