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仕上げ後の仕上げ

 

 

 

仕上げとして、撮影前にランドリーに行ってもう1度洗って乾燥機にかけました。1時間くらいタンブラーに突っ込むんですが、乾いた後も熱を入れ続けるこの工程でからからにしてさらに縮めます。もう1度と言うのは、村上さん側で既に洗いもタンブラーもかけてもらった状態で納品してもらっているので。以前にサンプルとして自分用でテスト済みなのでこの要領と、どのくらい縮むかはわかってます。1度縮んだ後なのにさらに1サイズ分くらいは熱で縮んじゃいますね。ご存知の通り、リバースは横使いしているので横方向に強く縮みます。ビンテージスウェットの多くが異常に丈が短いのは、天竺が縦方向で縦縮みするから。このボディの横縮みとリブの縮率差で生まれる袖と腰リブ際のウネウネが可愛いんですよ。古いリバースだと最終的にリブまで伸び切ってこのウネウネは無くなるんですが、今企画はウエストリブを内に入れて作ったので、裾が伸び切る心配はないはず。こ綺麗なリバースだともうひとつ雰囲気が出なくて、いなたさのあるリバースをどう品良く着るか考えるのが楽しいと思います。