2022.01.13
春のラグジュポロ
「凝ったことはやってなくて、春に袖を通したいラグジュアリーを追求しました。」とは松村さん弁。羽織りは防寒着でも、内側は冬ニットから切り替えを考え始めるツワモノのためのシルクカシミヤのハイゲージ。冒頭通り、11月からカシミヤニットを着てきた方がシフトするべく生まれた極上素材のニットです。このヌルっとした素材も極上ですが、僕が気に入ったのはグラフで表すと全てが5になる完璧なディテールとサイジング。意匠としては確かに変哲のないニットポロに見えますが素材を楽しむだけじゃない、着ると抜群だったんです。ボタンを3つ開けた時の襟の寝方がすごいきれい。スタイリングによって上までも留めれるし、そこまで下がりが深くないので全開けしても色っぽすぎることにはならない。そして松村さんニットはパターンが秀逸で、袖リブの締まりからくる長め裄丈の溜まり袖、ウエストリブのブラウジングがまさに今の気分です。大好きな英国の老舗ポロをビッグサイズで着るよりずっとこなれてる。寸法的に見るとそこそこ大きいフィットですが、このリブの締めでやんちゃ“ゆる”ニットにならないし、おじさんニットポロにもならない。カフは折り返せば袖はすっきりして、着丈は気分によって好きなとこで留めれば良いです。そして日本では出来ないらしいハンド処理のボタンホール開け。ニットはお隣り国が一番上手いって最近よく聞きます。ホールが恐ろしいほど小さいのわかりますか。品がすごい。「凝ったことはやっていない」とは言ってますけど、これ、すごい拘り詰まってます。ニットポロ好きには絶品です。
これに限っては春を存分に楽しみたくて、濃色やめました。MinkとLilacを作ってます。Minkは僕は昔から好きなLブラウン、ベージュ系で杢調。今まで濃色を着てきた方には新しさ感じるかもですね。ホワイトデニムに合わせれば春感出て、M47や茶のスラックスに穿けば秋感というビックボス的な守備範囲の広さ。初夏はシルクのTシャツの上から肩かけして茶のローファー履きましょう。Lilacは薄パープルに少し青み足した感じでしょうか。どっちかと言うとマダムカラー。紳士服としては(イタリア人とISHIDA JUN・・くらいで)なかなか攻めですが、松村さんと自分の中では商品見ておおっと盛り上がった色。春、春、春です。気に入ってます。この時期の差し色としても。サイズは2で着丈69、身幅62(ウエスト43)、肩幅53、袖丈65、サイズ3で着丈71、身幅64(ウエスト45)、肩幅55、袖丈66です。袖は長め設定、折り返すと普通袖に。明日からの発売です。金土と営業しますので、在庫あれば日曜正午に商品帖更新します。
22.1.14 – Fri
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Ex Silk Cash Polo Sweater
Silk 85% / Cashmere 15%
Mink / Lilac (Helio)
2 / 3
46.200 tax in ( 42.000 )
MAATEE&SONS for kakinoha