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深ミドリのフレンチジャケットの話

 

US古着全体に言えますが、特にリーバイスはデニムだけでなく、Gジャンの高騰も異常ですね。サイズで言うと10年くらい前は36とか38が需要あったのに、ここ何年かは42とか44とかの方が主流で。その位の大きいサイズは昔誰も買わなくて安かったですよね。自身が所有しているGジャンもジャストばかりなので離れていた時期ありましたが、去年くらいからまたスイッチ入ってきて良く着るようになりました。とは言え肩の落ちたジャケットやローゲージのカーディガン、コートの下に着たり、ジャストなベストや丈の長いバンドカラーシャツの上に着たり。松村さんも「コートの中に」って言ってましたね。見た目はベーシック寄りですが、着こなしとしてはヒネってもらえればと思い作ったのが今作です。

 

 

 

 

 

作ったと言っても、サイズも求めていたジャストフィット、デザイン的にも申し分なかったのでいじったのは色だけです。この色に至ったのは、過去にフランス製の深ミドリのブルゾンを所有していて、それが本当に好きだったので。VETRAでもLe Laboureurでもなく何のブランドか出てこないですが、でもその界隈のデイリーなフランスブランドだったと思います。このモス系の深いグリーンが当時やけに大人になった気分で、ロン毛に髭でBragentのグレースラックスとかに合わせて、冬になるとPコートやトレンチの下とかに挟むのがお決まりでした。

 

 

 

 

あと、もう一つオリジナルデザインがありました。サイドのアジャスト部分にボタンが2つありますが、この1つのみをブルーのボタンにしてもらってます。松村さん的アクセントで。ここは開けて着た方がかわいいです。この手の短丈ジャケットは、とにかくワイドボトムスとの相性の良さが際立ちます。ドレトラなら無地も柄もバチッとハマります。もちろんVOLTONにも。太デニムで直球ワークでいくなら何かそこに違和感は欲しいところ。

 

 

 

 

最後に商品の詳細を。素材はチノクロスで、ヨコにネップ糸が入ります。コンディションを一定化するためにシルケットをかけるのが一般的なんだそうですが、これはラフ感を出すためにシルケット無しで仕上げ染めしています。結構ダマダマがあってなんとも良い雰囲気です。デザインはフランスのワークやサイクリング系からで、パターンとしては前身をスッキリ見えるように作り、後身と袖に気持ち幅を出して窮屈感を無くしているそう。とは言え昨今のジャケットと比べるとジャスト感があります。インラインの色出しはラングラーのチャンピオンジャケットからで、象徴的な赤が良かったのでこれもほんの少し仕入れました。なのでフランスデザインに、色はアメリカから。そしてチャンピオンジャケットには実は同じようなグリーンもあるんですよね。ぜひ、調べてみてください。サイズは2で身幅56.5、着丈64、肩幅48、袖丈63、3で身幅58、着丈65、肩幅49、袖丈64です。着用は3です。先述のパターン的に多くの方が3でも良さそうと思えるフィット感ですが、細みの方や小柄な方は2もご検討ください。袖丈は2でも長めです。発売は17日(土)で、今週はこの日のみ店を開けます。日曜正午に商品帖に在庫を移します。

 

 

 

 

22.9.17- Sat

Ex French Work Jacket / Green
French Work Jacket / Red
Cotton
2 / 3
49.500 tax in ( 45.000 )
MAATEE &SONS