2024.08.07
Ring Marked Lizard & Du Puy Calf
続くNICENESSのデリバリー。先週にブーツの提案をして今週がサンダルなんて、MDとしてめちゃくちゃなのはわかっているが、柿乃葉はそういう店である。ブランド側に入荷確認をしたタイミングで「やっぱり作れなかったです。すみません。」なんてことも多く、仕込んでいても入ってくるかわからないと思っているから、お客様にも先のことは極力伝えないようにしている。今回の商品も本当は5月に向けて仕込んでいたもの。3ヶ月遅れることになりドロップの提案もあったが、これに関して言えば納期はいつでも良かった。
ご存じBALLARDは、2024SSに発表したNICENESS初のレザーサンダル。KAKINOHAHANAREでもCognacのみ仕入れたが早々に完売している。圧倒的な作りの良さからくる高級感がダダ漏れで、わかりやすく“メゾン”な顔をしている。それだけでなく、抜群のクッション性と軽さ、足に優しくとにかく履きやすい。このサンダルの良さを消すことなく、より一歩踏み込んだものを作りたいと思った。インラインは“H”傘下であるDu Puyのサドルカーフを主役に作られている。惚れ惚れするような革質で、品のあるコニャックカラーが好みなので、それは取り外し可能なストラップ部分にそのままキープする。インソールには高級紳士靴に使われるイタリーベンズ、アウトソール裏には手塗りの赤い塗料など、これもそのまま生かした。唯一の別注仕様として、“N”と甲のベルト部分を浮立たせるように、クリームカラーのリングマークリザードを配した。これはデッドストック状態でNICENESSが仕入れた貴重な革である。クリームとライトブラウンのクラシックな組み合わせは、いつの時代でも魅力的に映る美しさがある。クリーム系のリザードだとエキゾチック感も大人しいので、爬虫類が苦手な方にもこれは難なくチャレンジできるのではないかと思う。スタイリングに関して言うと、DIMISSIANOSのコードバンサンダルと同じ考え方で、夏は素足、寒くなればソックスを履けば良い。白ソックス、ベージュソックスを主軸に、明るい色のソックスも相性が良い。スラックスも良いし、デニムと抜群にハマる。ソックスを履くことを前提としたサンダルは、四季のある日本でも1年中履くことが出来るし、冬にこれを履いているその行為自体が立派なハズしとなる。サイズに関しては6(25-25.5cm)、7(26-26.5cm)、8(27-27.5cm)。普段26.5cmの僕で7です。素足か、薄いソックスか、厚いソックスかで当然フィット感は変わるが、ストラップはサイズ調整も出来るし、ぶ厚いソックスを履いてタイトに感じれば取ってしまえば良い。
BALLARDと同コンセプトでSPOOKYも作った。合わないはずが無い。狙い通り良いものが出来たと思う。ミニウォレットとキーネックレスという毎日使う道具と考えた時にも、この色の組み合わせは日々のスタイリングに合わせやすい。正直単体でも十分だし、気に入った方だけで良いと思うが、この2つをコンプリートして組み合わせた日には、外に出るのがウキウキするだろう。白Teeにデニムといった手抜きの日であっても、立派にファッションにしてくれる。SPOOKYに関してはもう語ることもないと思うので、1年半前に作った緑グラデの手記を読んでください。ここでミニウォレットの方の表裏にカードが1枚づつ入ると書いているが、郷くんがいつもぶら下げているSPOOKYには、カードが10枚くらい入っている。僕に当初この発想は無かったが、こんなワイルドでカジュアルな使い方もかっこいい。もちろん重くもなるし、少しづつ革を伸ばしながらになるが、カード10枚入れば立派な財布に成り上がる。金土に店頭発売。リングマークリザード1匹から1つしか作れず、リミテッド品。BALLARDもSPOOKYもそこまで数多くないです。在庫が残れば、日曜に商品帖に更新します。
24.8.9 Fri – 8.10 Sat / 12:00- 17:00 @柿乃葉
24.8.11Sun / 12:00- @柿乃葉商品帖
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Ex BALLARD
Ring Marked Lizard ( Deadstok ) / Saddle Calf _ Du Puy ( France )
White × Cognac
6 / 7 / 8
121.000 tax in ( 110.000 )
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Ex SPOOKY
Ring Marked Lizard ( Deadstok ) / Saddle Calf _ Du Puy ( France )
White × Cognac
F
69.300 tax in ( 63.000 )
NICENESS
