2024.09.18
今年もタートル
去年BLACKBIRDが作ったタートルネックが気が利きすぎていて、秋から春にかけてベースレイヤーの主力として散々着ることになった。タートルというカテゴリー自体、去年は本当に良く着たと思う。そして変わらず、今年もタートルだ。BLACKBIRDの展示会に向かう際、新色があればハナレに入れるし、無ければリバイバルさせてもらおうと思っていた。出向いてみると素材が変わっているではないか。前回の素材はリヨセルを主に僅かにカシミヤシルクを混紡したかなり薄手のものだった。今作はアクリルレーヨンを主としたもので、ベルベットのような柔らかな起毛感があり、肉はやや厚手になっている。ポリウレタン混でストレッチとキックバックも効く。タートルを着たいけど、首元の締めつけやチクチクが苦手という方も一定数いる中で、これは締め付け感もない適度なゆとりで肌あたりも申し分ない。ネックの高さもちょうど良く、くしゅっと抜け感のある首元が作れる。着心地の良さという点では前作にも言えたことだが、いくらか肉が出たことでベースレイヤーの要素だけでなく、1枚で着るというシーンも容易に想定できるものになった。レストランに行き、羽織ってきたジャケットを脱ぐといった、想像し得るシチュエーションでも何の躊躇も要らないだろう。
インラインのカラーも良くて、細ボーダー2色、太ボーダー2色をハナレで仕入れたが、既に在庫は無くなりそうだ。それに飽き足らず、僕の好きなスタイリングにズバッとハマるものを2色別注することになった。1枚で着る上には、パンチ力のある太ボーダーでしか出せない魅力もある。だが、何かと重ねようとした時は主張の控えめな細ボーダーの方が汎用性が高くなる。ここでは、細ボーダーで別の色を作る。1つ目はパープルのグレデーション。目を凝らすとパープル、薄パープル、白が並んでいる。青みのパープルなので、デニムやシャンブレー、ネイビー系のスタイリングにもさらっと差すことができる。有りがちなネイビーボーダーでなく、大人の色気を持った“パープルのグラデーションボーダー”という事実が、こだわる服好きには所有する理由となるのだ。そしてオレンジマルチ。個人的に差し色として好んで着ている赤とオレンジ、そしてもう1色はグレーが入っている。どの季節でもグレーのスラックスを軸に考える僕にとって、なんとも好都合な配色。冬の茶やベージュにも良い。最高の3色の並びである。これらをレイヤーできるアイテムはジャケット、ブルゾン、ベスト、シャツ、カーディガン、ニットなど無数に存在する。それ以外にもビンテージスウェットの下に重ねると、いくらかカジュアル感が和らぐから好きだ。お約束の袖口のレイヤーも思う存分、楽しんでほしい。サイズは0で着丈70、身幅54、肩幅48、袖丈66、1で着丈71、身幅56、肩幅49、袖丈67です。僕(177、68)でどっちも着れますが、ユキで1を選びました。ジャストで着る方がレイヤーはし易いですが、着てみるとそこまで大差なく感じます。着丈がやや長めなので小柄な方は0が着やすいかも。洗濯もOK。最初のウォッシュで上の寸法より着丈が1cmほど縮む。横は変わらず。来年も継続的にやりたい。今週金曜はお休み、土曜のみ営業となります。いつも異なりますのでお間違いなく。在庫がありましたら日曜正午に商品帖を更新します。
24.9.21 Sat / 12:00- 17:00 @柿乃葉
24.9.22 Sun / 12:00- @柿乃葉商品帖
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Ex Turtle Neck Long Sleeve Cutsewn
Acrylic49 Rayon43 Polyurethane8
Purple Gradation / Orange Multi
0 / 1
29.700 tax in ( 27.000 )
BLACKBIRD