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杢グレーの柿柄スウェット

 

 

 

 

 

2025年が始まった。昨年末で法人として無事に4期目が終了し、5期目に入る。小さなことは多少あっても、3年続いた厄が何事も無く終われたことにホッとしている。今年40歳になる方、3年間厄払いは欠かさないでくださいね。僕個人としては波乗りと格闘技(見る専)の2つの趣味があるが、去年はと言えば格闘技にはどっぷり浸かるも、海に浸からない日々が続いた。7年前に東京から移住した大きな理由が波乗りだったはずなのに、「子供を起こしてはいけない」という言い訳で、3日間運動しないとストレスが溜まる僕はいなかった。とは言え、23歳で始めたサーフィンも今年で歴だけで言えば20年。週1サウナはしっかり定着してしまったので、今年はまたその比重を波乗りに戻したい。波乗りはサウナ以上に心も体も整うことを知っている。さて、柿乃葉の方は、今年もあまり変わり映えしないかもしれないが、周りを見ずに、自分が好きなものだけを追求していきたいと思ってます(ハナレも基本同じ、少しだけ俯瞰して)。スタイリングとしては変わらず今季もグレーのスラックスが“基本のキ”であろう。3シーズン前にリリースした柿柄スウェット“K.PERRY”。アメカジ王道のネタであるが、キムタク的にもハマダー的にも着るべからず、1年半前もスラックスの崩しアイテムと謳って、ブラックとサックスを作った。ブラックは幅広い世代に、サックスは僕世代のおじ様達に好評でどちらも即完だった。僕自身はブラックを購入したが、最も黒に近いドレトラレインボーやチャコール系のスラックスに合わせることが殆ど(これは後にHANAREで復刻予定)で、“基本のキ”に最適な色を断念したことを少し後悔していた。それが、当時候補には上がるも作らなかった霜降りグレーであり、今回3シーズン越しにリリースすることに決めた。スタイリングはあれこれ考えていない。春も秋も冬も、その時の素材のグレースラックスに合わせるだけで十分だ。

 

 

 

 


手描きの柿柄は50sの雪柄スウェットから。間近で凝視するとNICENESS+kakinohaのイニシャル“nk”と“柿”が見つかる。当時の染み込み感を狙ってインクジェットに。

 

 

 

今作は“霜降りグレー”に“脇リブ”のコンビ。当時のビンテージに倣って丸胴で編み立てるため、脇下にシームがない。もっちりとした生地感にさらさらとした短め裏毛の軽快な気心地。

 

 

 

僕の場合は春や秋はドレトラに、冬はカシミヤのジェフリーに合わせる。それだけの簡単なスタイリングだが、それで十分と思えるほど柿柄(雪柄)はなかなかのインパクトを持っている。羽織るならさらにグレーの同系色を合わせたい。前回PERRY→K.PERRYにする上で、サイズ感は大きくモディファイしており、当時憧れたビンテージスウェットのように、コンパクト見えするようなやや短めの着丈に設定。身幅も大きく削ったものの、それでも十分リラックス感あり、大人がさらっと着れるバランスに。写真だと分かりにくいが、ボディには仕上げの段階で着込んで色抜けしたようなボカシとカスレの加工を入れている。ウォッシュも入れておりここから殆ど縮みも無いはず。サイズは引き続きフリーサイズ。着丈66、身幅57、肩幅54、袖丈60です。計ってみましたが、前作とほぼ同じバランス。僕ら中年世代に着てもらいたい、大人のファッションスウェットです。金土の店頭発売、在庫が残れば日曜正午に商品帖を更新します。本年も宜しくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

25.1.10 Fri – 1.11 Sat  / 12:00 – 17:00 @柿乃葉
25.1.12 Sun  / 12:00 – @柿乃葉商品帖

Ex K.PERRY 2
Cotton88 Polyester12
Rib – Cotton97 PU3
Top Gray
F
41.800 tax in ( 38.000 )
NICENESS