2025.03.05
French Linen Rough Cut Shirt 2
先シーズン、秋冬の立ち上がりに作ったフレンチリネンギンガムのRough Cut Shirt。このシャツの仕様については前作時に手記に詳しく書いているので、是非読んでみてください。こちらです。とても好評で早い段階で完売し、自分で着ていても重宝するものだったので、立て続けにブライトカラーの無地を作ることにした。前作のフレンチリネンに比べて、わずかに糸が細いのでやや薄手に感じるはず。暑くなるこれから需要が増えるのは当然だが、寒い時期に着るリネンもとても良い。保温性なんて無いに等しい。でも、ニットとアウターの間にシワシワのこのシャツがあるか無いかで、全体の印象は大きく変わる。気分を上げてくれる色、フレンチリネンのボコボコした表情。これらがダブルのハズしとして作用し、冬でも軽やかさと抜け感を出してくれるのだ。
これが前作のレッドギンガムの私物。洗っていくと裁ち切りにしたエッジも生地もさらに砕けてきて、雰囲気が増していく。春夏と言えど、気温だけは真冬な今時期はサンドイッチの中間に挟んで着ることが多いので、チェックなど柄物が服が多い僕にとっては、無地だともっと使い勝手が良いのでは?と思った。
今作の無地フレンチリネンはシャンブレー。白が散らついて奥行きがあり、光や陰で色や見え方が変わる。Redのヨコは濃いめのオレンジ系だが、シャンブレーにすることで柔らかな赤に見えるのが不思議。裁ち切りした部分は色が濃く出て、この見え方も今作の面白さ。
ensou.のシャツと言えばの前後で異なるテール処理。前から見るとラウンド、後ろから見るとスクエア。前後を繋ぐスリットは、とてもユニークな形状をしている。
今作は無地になり、さらに生地としてもやや薄手にもなったので、中に着るものによっては透け感も出てくる(特にLemon)。これをうまく活かす形でスタイリングを考えるのも楽しいが、主戦にいるグレー、ベージュ、ブラウン、カーキなどのスラックスに合わせることを考えた際に、RedもLemonも甲乙付け難いほど相性が良いから色選びは迷ってしまうだろう。僕個人としては、今はデニムに合わせたい欲が溢れ出ている。ワイドデニム一辺倒だった頃には、カジュアルに見え過ぎて積極的になれなかったこの手の“雰囲気系”シャツも、最近のフレアデニム+ブーツ(革靴)だと全く違ってキリッと見えることを実感し、鮮度高く感じている毎日。ちょっとのことで見え方も気分も大きく変わる、服はやっぱり面白い。先月発売したフレアデニムをお持ちの方は是非、試してみてください。サイズはMで着丈78、身幅61、肩幅50、袖丈62、Lで着丈80、身幅63、肩幅52、袖丈64です。僕 ( 177/68 ) の着用はLです。前作は未洗いでしたが、今作は既にワンウォッシュ入れてもらっています。普通に天日干しする分には縮む心配も無いので、体型に合わせてサイズを選んでいただいて大丈夫です。今週も金土の店頭発売、在庫が残りましたら日曜正午に商品帖での発売となります。
25.3.7 Fri – 3.8 Sat / 12:00- 17:00 @柿乃葉
25.3.9 Sun / 12:00- @柿乃葉商品帖
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Ex Rough Cut Shirt
Linen ( France )
Red / Lemon
M / L
46.200 tax in ( 42.000 )
ensou.