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Super120’s – Big Raglan Sleeve Shirt

 

 

 

 

 

 

どこかでも書いたことある気がするが、我が家のクローゼットを占めるひとつがシャツであり、その中でも最も数多く所有しているブランドがensou.だ。アイデアと着眼点が他の作り手と全く異なる西川さんの作るシャツは、とにかく面白い。これまで様々なシャツを着てきたと自負しているが、袖を通す時の高揚感が大きく、欠かさず毎シーズンensou.との共作シャツを作ってきた。シャツというアイテムに対して「今、何を着たい?どう着る?」を、半年に1度のensou.との取り組みの中で自問自答し、その時の気分を顕著に反映してきたと思う。今のシャツはどうだ。「ゆるっと着たい」だ。25SSから西川さんは“ビッグラグラン”を冠したシャツを作っておりハナレにも仕入れているが、身幅がかなり広く、袖もとびきり太い。この特徴的なパターンがまさに今の気分だった。変わらず大好きなチェックで生地を探してもらうが、今作ではこれまでのensou.のイメージには無いウールシャツを作ってみる。イタリアの老舗ウールメーカーの作る軽量トロピカルは、ニュージーランド産メリノのSuper120’s。ウールの持つナチュラルなストレッチ性が最大限に引き出され、薄手ながら防シワ性も高く発色も美しい。“ビッグラグラン”の大きなシルエットを打ち消すかのような、ドレープ強めの落ちる素材。寸法上は明らかにビッグだが、横に広がらずに滑りの良いこの素材との組み合わせは、間違いなく相性が良いはずだ。

 

 

 

 


ラグランシャツという時点で珍しいが、シャツにトレンチコートの身幅と袖がくっついたような横広のパターンが最大の特徴。そして1枚でも2枚でもない“3枚袖”を用いて、大きなアームホールからカフスにかけて立体的に仕立てたパターン。これが秀逸で、この内側に色々な服を忍ばせることにもなる。イタリアの老舗が織り上げたSuper120’sの軽量トロピカルウールは、イギリス的ともアメリカ的とも取れる高配色チェック。スーツも仕立てられるこの生地に同調するかのよう、ボタンは水牛を用いたのもミソ。極薄では無いものの、気温変化の大きな日本の四季に対応する。

 

 

 

 

 

 

 

 

イメージしていた通りビッグサイズ感は打ち消され、大人が楽しめるシャツになった。つるっとして袖通りも抜群なので、トレンチコートのような大きな筒の内側に色々なものが仕舞い込める。ハイゲージニットはもちろん、ミドルゲージも楽勝で、ジャストなGジャンもスポっと袖を通った。これは新しい。僕のようにシャツを豊富に所有している方にこそ、このドレープ感と、このシャツでしか叶わない自由なファッションを楽しんでもらいたい。2色用意しました。Sax Checkはサックスとネイビーの大きめな格子に白のペーン。アメカジチェック的な若々しい雰囲気は、肌艶の無くなってきた大人が着てこそ映える色。寒くなるこれからのシーズン、このチェックがちらっと見えるだけで軽さを出してくれ、色落ちしたデニム、ライトグレーのスラックスなど“冬のライトトーン”とも鉄板の相性です。そしてもう1つは、シックな印象のBlue Brown Check。サックスより暗く、ネイビーより明るいブルー、そこにブラウンが交錯する落ち着いたトーンの細かなチェック。まさに秋冬感のあるウールシャツで、これもデニムには鉄板。ブラウンのトラウザーに合わせたくなりますね。先週リリースしたカシミヤタートルを受注された方、是非合わせてみてください。サイズはMで着丈85、身幅76、裄丈88。Lで着丈87、身幅78、裄丈90。僕(177/68)は、どちらもLを着用。Mも普通に着れますが、袖丈と着丈のバランス的に僕はLの方が良かったです。金土の店頭発売。在庫が残れば日曜正午に商品帖を更新します。

 

 

 

 

 

 

 

25.8.15 Fri – 8.16 Sat  / 12:00 – 17:00 @柿乃葉
25.8.17 Sun / 12:00 – @柿乃葉商品帖

Ex Big Raglan Sleeve Shirt
Wool Super120’s ( Itary )
Sax Check / Blue Brown Check
M / L
64.900 tax in ( 59.000 )
ensou.