2026.01.15
Custom Zip Sweatshirt


25AWにハナレの仕入れからスタートさせてもらったEESETT&Co。このブランドのコレクションを初めて見たのは、BLOOM時代の初期、もう10年以上前のこと。宮内庁御用達の老舗テーラー、サヴィルロウのビスポークテーラーでの修行、アレキサンダーマックイーン勤務を経て、EESETTを立ち上げてすぐの中澤さんの尖りまくったコレクションは、手の仕事とUK色(パンクス)全開。取引きするには至らなかったが、当時から強烈な印象が頭に擦り込まれている。そこから月日は経ち、僕は柿乃葉を立ち上げ、改めてEESETTという名前を意識するようになったのが、僕のリスペクトするBrift Hの長谷川さんの影響である。固定概念を打ち破り、パンクス魂で挑戦し続けている長谷川さんの価値観に、中澤さんのもの作りが刺さったようで、頻繁にEESETTの服を着ていることに気づく。その服のどれもが唯一無二で、あの頃の感性ともまた異なる僕には、かつてより魅力的に映った。長谷川さんと一緒にEESETTの展示会に出向くことになったのが、1年少しくらい前だろうか。当時の記憶とは全く異なり、かなりの長髪になった中澤さんに久々にお会いした。新鮮な気持ちで、EESETTのコレクションを堪能し、うちに無い要素でありつつ、既存のブランド達とも間違いなく相性が良いと感じた。まずはハナレの仕入れ分をPICKし、しばらくして麻布のアトリエでいくつかの過去作を見せてもらって、柿乃葉との共作1号として特別なスウェットを作ろうとの話になった。原型となったのが、古着のChampionと新品のスウェットを繋ぎ合わせ、身頃が配色になったリメイクスウェットだった。それをヒントに僕から提案したのは、まず、その身頃の切り替えを引用しながら、古着を使わずこざっぱりと無地に仕立てること。僕はその場のヒラメキで提案したのだが、同一の2つのスウェットを裁断し、縫製をかける工程で縫い代部分が必要なので、1つのスウェットしか出来ないと言うことだった。2つのスウェットを使って、出来るのは1つだけか。これを贅沢と言うのか、もったいないと言うのか、何とも言えない感情にもなったのは事実だが、この身頃の切り替えを無地で作るからこそ意味がある。そしてスタイリングを考えた時に、僕の場合スラックスが一つのKeyになるだろうから、着るだけでドレス要素を崩せる癖と強さがあり、そしてまだ皆が着たことのないワクワク感のあるものにしたかった。一旦無地に削ぎ落としたが、ここからはディテールコンシャスに、足し算のデザインをしていく。

コーデュロイのエルボーパッチをつけてもらう。ここにはあえて色などの指示は出さず、中澤さんの感性お任せで依頼。結果、パッチ自体の色も異なれば、中澤さんのハンドステッチの配色まで全てが異なる、完全なる1点ものとして上がってきた。ご来店いただける方は古着を見つけるような感覚で、自分の直感に任せて選んでいただきい。毛足短めの裏起毛が心地良いボディは、中薄の軽い素材感ながら適度な保温性もある。

イカムネ型の身頃とネック後ろを、同色同生地で切り替えたクルーネック。そこにリバースウィーブで言えば激レア、6段プリントをON。ESETTのオリジナルフォント。さらにクルーのセンターを大胆に割り、ハーフZIP仕様に。スライダーはEESETT&Coオリジナル。ここにZIPの開閉が可能なだけで、スタイリングが一気に面白くなるのだ。レイヤーをするチャンスが訪れ、自分らしい個性が作れると言うこと。深VのTシャツで素肌っぽくラフに着ても良いし、ドレスチックにタートルの上に着ても良い。僕の手持ちの中では、特にBLACKBIRDのフードスキッパー、メッシュタンクが抜群だった。これは是非、お試しを。

元々、春立ちに発表予定で動いていたこともあり、柿乃葉では過去に例のない7色展開で。どう合わせても失敗しないベーシックカラーから、アウターのインに差すだけでワクワクしてしまう強色まで、気温は真冬ではあるが、春に向かう気分と相談しながらチョイスしてもらえればと。サイズはFree。着丈68、身幅60、肩幅59、袖丈60です。ある程度の体型の方が、着れそうなバランスです。未洗いでの納品、そこまで縮みも無いようです。念のため、タンブラーは避けていただいた方が良いかと。これも後で聞いたことだが、仕様がてんこ盛り過ぎて工場に仕様書出すのが難しかったので、ほとんどの工程をアトリエメイドで作ってくれたそうだ。身頃の切り替え、エルボーパッチのミシン縫製、その上からのハンドステッチ、ハーフジップの取り付けまで、、、中澤さんによるもの。プリントのみ工場。なかなか大変だったと仰ってました。こんな飛び道具なスウェット、着てみたくないですか?色によって在庫少なめです。是非、店頭にいらしてお選びください。商品帖からのオーダーはエルボーパッチの色の指定は出来ませんので、その点ご了承ください。僕は初日が終わった段階で、自分用を選ぼうと思っています。手記が発売直前となってしまい、すみません。既に沢山のお問い合わせをいただいています。引き続き、予約不可です。金土の店頭展開、在庫は日曜正午に商品帖へ掲載します。中澤さん、初回作から魂の入ったお仕事、有難うございました。

26.1.16 Fri – 1.17 Sat / 12:00 – 17:00 @柿乃葉
26.1.18 Sun / 12:00- @柿乃葉商品帖
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Ex Custom Zip Sweatshirt
Cotton50 Polyester50
Green / Heather Gray / Orange / Purple / Navy / Red / Black
Elbow Patch – Assorted Designs, one of a kind
Free
44.000 tax in ( 40.000 )
EESETT&Co



