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トラ崩し

これから軽装になっていく中でも品良くいきたい。トラッドを崩したようなスタイリングが気分です。フレンチ、ブリティッシュ、アメリカ、どこにも大きく寄ることはないんですが、強いて言えばブリティッシュですね。そんな折に大好きなポプリンシャツの春夏版が入ってきました。DAVID&JOHN ANDERSONの高密でシルクタッチな素材感、細かいグラフチェックとまさに今の気分。こういったトラ感あるゆるいシャツをワイドめのスラックスかデニムにインするんです。ボタンは1番上まで締めるか、2つ開けるか。無論おじさんルックスになるので、一癖あるジュエリーやら小物を使ったハズしが肝かなと思います。このシャツ、グラウンドが白過ぎたので少し生成り見えするよう生地をうっすら染めてるとか。とある所からそんな話を聞いたので、小森さんに聞いてみた。「イギリス人がニューメキシコに旅に行った時に、自分のシャツの白さに気恥ずかしくなって、宿に戻ってウィスキーに浸けて馴染ませた。そんなイメージです」と。で、本当にウィスキーで染めてるそうです。誰にも気付かない(気にしない?)ところに小森さんの独創的な美学が宿ってます。

 

 

そしてボトムス、NICENESSのピーター。140’sのハイカウントギャバを用いた2タックスラックス調のワイドイージー。このパンツは履いたらファンになると思いますよ。誰が見ても上質と分かる艶やかなサマーウールで、ワイドシルエットの落ち感が綺麗。履いてて異常に楽なのにキマりが良いんで、結局はこういうのが1番履くことになるんです。ネイビーの方を選んだので、着方によってはトラ感出せます。肌に触れるとひんやりして夏場でも快適です。

 

 

合わせる靴によってニュアンスを変えれます。この日は古いadidasですが、レザーサンダルとかローファー履く時は裾を絞ってくるぶし丈も良いですね。

 

 

21.4.10 – Sat

Popline Shirt
Cotton Popline
Check
2 / 3
39.600 yen
COMOLI

Peter
Ex Wool 140s Highcount Gabardine
Dark Navy
M / L
63.800 yen
NICENESS