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Exhibition “Morrocan Rug”

コロナの影響を受けて、暮らしと生き方について考える時間が増えましたよね。職種によっては生活環境を変えた方もいるでしょう。鎌倉逗子葉山への移住も活発なようでこちらの不動産はバブルだと良く耳にします。今回は“住”の展示です。ヨーロッパ、アメリカから飛び火して、近年日本でも注目度が高まったベニワレンを初めとするモロッコのラグ。部族や産地によって意匠の異なるモロッカンデザインは、同じく盛り上がりを見せるフランスや北欧の家具ともとりわけ相性が良く、“いつか手に入れよう”とタイミングを見計らっていた方も多いのでは。とは言え「モロッコラグ沢山集めました」というものでもなく、Beni Ourain、Aziral、Hassiraの3つの地域から厳選する形で紹介する、総勢15点ほどのコンパクトな展示になります。年代は最も古くても80年代くらいで、比較的新しめの個体です。ラグって新品は嫌だけど、古すぎるのもちょっと抵抗あります。自分だけならまだ良いですが、直接肌に触れるものですし同居者の承認もらうのも四苦八苦、子供とかいる家庭は尚更気になりますよね。オールド品としてコンディション良好と言えるものを選んでます。ちなみに今回のウールものはモロッコでワンウォッシュされています。

 

 

最もオーソドックスなダイヤ柄のBeni Ourainはもう説明不要かと思いますが、少し変わり種でWhite Beniをピックしました。古いものにWhite Beniは存在しません。無染のウール単色で織られたWhite Beniは20年前くらいの近年の個体で、毛足も短めなのでオールシーズン使うには最適です。ダイヤ柄、幾何学などの模様があってもソリッドですから、様々な空間や家具との相性の面でも汎用性高く、探しているサイズにフィットさえすればお勧めです。今回集めたラグは広めのリビングでソファの前にずどんと置けるもの、ワンルームの単身用とか一軒家の玄関用くらいのものまで、サイズはバラバラです。期間は6.26(土)から7.5(月)までで、6.28(月)から商品帖にも掲載予定です。会期前日までに全ての商品を寸法込みでアップできればと思っています。今週も土日共に店開けます。

 

 

Exhibition “Morrocan Rug”
21.6.26 – 21.7.5

Beni Ourain / White Beni / Ariral / Hassira
Since the late 1980s