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AzilalとHassira

自然や部族特有の文様など抽象的なデザインが特徴的なAzilalはその名の通り、モロッコのアジラル地方でベルベルが手織りしたもの。ベニに比べるとひとつ踏み込んだ印象で玄人向きでしょうし好き嫌いがはっきり分かれそうですが、民藝とも通ずる部分があり自然光が注ぐ古民家やビンテージマンションなどにAzilalがあると雰囲気を高めてくれると思います。

 

 

僕はすごく好きですね。この辺も極端に古いものでなく、良い状態と言えると思います。下の2つは小さめのサイズ。一般的にAzilalは派手な意匠のものが多いのですが、今回落ち着いた色味を選んでいます。こう見ても合わせ易そうですね。

 

 

そしてさらなる変わり種、Hassiraは日本で言うところの“ござ”のような感覚。Hassiraの古いものは葦にラクダの革で装飾したものなどもありますが、今回の個体は藁にウール刺繍の組み合わせ。畳のような香りがして、日本人は落ち着くんじゃないかと思います。季節も夏向きでこれからが本番です。

 

 

ござと違う点あげると、厚みがありクッション性があります。ふかふかしてるんです。そこまで重いものでもないので、天気が良い日に車に積んで屋外でなんていう粋な使い方も出来そうです。リビングを夏仕様に変えたい時や、屋根付きのテラスだったり。ペリアンやオードミネとの相性も抜群でした。さて、ラグ展は明後日からとなりました。車の方以外は持ち運び難しいと思いますが、一律2000円で後日発送も可能です。前回書いたように数量が多くないので、目星つけられたものがSoldの際はご了承ください。あと予約、Holdできません。家でイメージする置き場所の寸法を測ってこられるとスムーズかと思います。

 

 

Exhibition “Morrocan Rug”
21.6.26 – 21.7.5

Beni Ourain / White Beni / Arilal / Hassira
Since the late 1980s