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森山未來的

 

パンツはワイドのまま、トップスはジャストへ。アイテムの個性によって着方が変わるので全てに当てはまらないものの、全体的に少しづつ移行してってます。僕は。さらに今季の冬ボトムスはワイドスラックス中心になりそうだったので、ショート丈のレザーが頭の片隅に入ってました。2000年代前半のメゾンでも一時期主役になったスタイル、レザーにワイドトラウザー。当時のヴェロニクのスタイリングは特に良かった。まだ若くてお金もなかったし指咥えて見てた感じですが、憧れがあるんですよねずっと。仕入れする前から意識してましたから、磐石の2トップ構成となりました。第1弾は先日お披露目したNICENESSのDEREK。数減ってきてます。そして今週のCOMOLIのシープスキンのフライトで完結です。今年発売される全てのレザーブルゾンをだーっと整列させて顔を見比べようとするなら、外見だけで言えば圧倒的な塩顔。端正な色白の。でも中身は狂気的。そうです。このレザーはオリンピック開会式の時の森山未來的なんですよ。

 

 

 

 

 

毛足短くキメの細かい極上の羊スエード。小森さんが使うレザーは本当に選ばれていますね。素晴らしいクオリティ。そして内側が最強で、ムートンとはまた別物の、長く整った毛足のシープファーです。頬擦りしたらうとうとしてしまいそうです。これが身頃から袖まわりにかけてフルにあるわけですから、どれほどの着心地であるかは想像のつくところかと思います。ririジップを開けたポケットの中もファーがいますし。もうだいぶ寒くなってきましたけど、本当なら無理して半袖で着用始めて、ロンT、ハイゲージ、ミドルと少しづつ内側を変えていく感じです。2月過ぎたらその逆で。

 

 

 

 

 

 

ただ小森さんのレザーだから、ここまでのクオリティは何となく想像のつくところ。このフライトジャケットが塩顔なのに狂気的だと思ったのはリブにあります。柔らかい袖口だなと思って品質見てびっくりしたんですが、カシミヤでした。色もベタではない。わざわざ無染のカシミヤで編み立ててると思います。シープのナチュラルな風合いに同調させるには、小森さん的にはこのミックス感あるカシミヤの優しさが必要だったんでしょう。本当にいっちゃってますね。ここまでこの一着のために至れり尽くせりだと、価格も全然納得できると思ってしまいました。

 

 

 

 

 

羊革は保温性も高いので、内側はもっと軽めでも良いんですが、同じく無染のカシミヤクルーを合わせるとより気張らないナチュラルな着こなしが出来ます。今年履き続けたSAITOさんのドレストラウザーにも良かったし、この日履いたNICENESSのVOLTONとの合わせも楽で良かったです。今年はレザーを着たいという方多いですよね。コートとかジャケットみたいに何着も要らないと思うので、DEREK然り、他には無い革ジャンを求める一球入魂の方にお勧めします。着用はサイズ2です。明日から発売。今週も13土、14日共に営業します。

 

 

 

 

 

 

 

 

21.11.13- Sat

Sheep Skin Flight Jacket
Body _ Sheep Skin
Rib _ Cashmere
Beige
1 / 2 / 3
264.000 tax in ( 240.000 )
COMOLI