2021.12.23
001 Sweat ( KM )
自分の中の古着のスウェットと言えばずっとChampionのリバースウィーブで、あの太い腕と洗い込まれて歪つに縮んだ形が良いんですよね。もう20年以上も着続けているものもありますが最近はもっぱらの地元着で、やっぱりプリントものは年齢的に照れが出てます。とは言え、プレスしたパンツに革靴合わせて仕事の時や店に立つ時も着たいなと思って、プリント無し配色リブのリバースを探してたんですが、これが本当に見つからない。ボディの肩から配色とかは普通にあるんですが。US古着と言えばの栗原さんにお願いして私物を譲ってもらおうと頼みこんだら「これはコレクションだから」と。値段もとんでもない価格になってるみたいで。今は20とからしいですよ。古着マニアでもないし方向転換して、kakinohaオリジナルとして作ることにしました。写真はオリジナルで栗原さんからの借り物。おそらくChampion社が80年代以降にリブの余り生地をランダムに使って、アウトレット用に作ったものだろうと。お宝品です。
さて、このリバースを誰に作ってもらおう。パッと1人の顔が思い浮かんで、すぐにお願いしました。ブラームスの村上さん。彼の作るリバースは仕入れもしていたし、完成度が高い。この共作では私物のリバース数枚を計測し理想的なサイズ感の個体を決め、そこから今着たいバランスに補正していくことにしました。自分は当時のLとかXLを選んでいたのですが、特に長い着丈に調整入れる感じです。そして肩線をどうするか。オリジナルは肩の切り替え自体がないことでネックが後ろに引っ張られて、ネックの前側が首に刺さってきます。ブラームスのものは肩に切り替えを入れて着やすくアレンジされているんですが、オリジナルの歪つさも欲しかったので肩の切り替えを省く当時の仕様に。これがすごく大変なことで村上さんの方で3度パターンやり直して完成度高めてもらったみたい。職人気質な方なので、こう言うところ妥協ないですね。そして肝である色です。村上さんがリバース用で作っている霜降りの薄グレーをベースにすることはすぐに決まって、フライスの色を選んでいくことに。最初に出来たのがこれ。
甘すぎる。コントラストを余りつけずに淡色をベースにした方が良いかなと思ったんですが、甘めになってしまい没サンになりました。あまり余計なことは考えずに原点に戻って、オリジナルのように強いコントラストで作ることにして、ブラームスオリジナル生地のフライス残分からブルーやブラックを拝借しました。結果、当時のアウトレット仕様と同じようなことやってますね。上がって着てみたら、サイドのブルーがちょうど良い。ボトムスってブルー系、ネイビー系多いんで相性も良いし。もう無地のスウェットを着飽きてるのもあって、このくらい振り切ってるくらいでちょうど良かったんでしょうね。kakinohaのネームや下げ札も出来ました。ネームには作り手のイニシャルと、サイズを手押ししています。不滅インクなので洗濯しても落ちにくいですが、繰り返し洗うと薄くなるかも。年明けのSAITOさんメイドのドレトラにも付きます。
サイズは今回7と8の2サイズ。MとL的な感じです。強めにタンブラーかけていて、それで自分で8着てます。タンブラー後なので多少の個体差はご容赦ですが、7で着丈67、身幅62、肩幅52、袖丈59です。8で着丈69.5、身幅64、肩幅53.5、袖丈60.5。ブルーやグレー系のプレスしたパンツに合わせるイメージで、自分の場合は今のところHSドレトラ一択です。とは言えスウェットですから、カジュアル派の方はデニムでも良く合います。インディゴでもブラックでもホワイトでも。生産に都合につき洗濯ネームにblurhms表記ありますがコラボではなく、村上さんMadeです。発売は25(土)で、26(日)が年内最終営業日です。残れば27(月)の正午付近に商品帖に更新して、29(水)に年内最終の出荷をします。
21.12.25- Sat
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001 Sweat ( KM )
Cotton 100%
Blue
7 / 8
33.000 tax in ( 30.000 )
kakinoha