手記 > あの生地でリバーベスト作りました

あの生地でリバーベスト作りました

 

 

今週は西川さんに作ってもらったベストです。着ない人は着ないですよね、ベスト。僕は21歳でアパレルに飛び込んだ時からベストというカテゴリーが好きで、記憶している最初のベストはインバーアランのニットベストでした。ネイビーのアランニットでウッドボタンで爺さん系。それからもチマヨ、ワーク、ブランドものなど色々買ってきて、やっぱりベストってお洒落アイテムなんですよね。“お洒落”って、語彙力疑われますが、何でもないスタイリングにベストがあるだけで180度印象を変えてくれたり、ジャケットとカットソーの内側でチラッと見せたりしても色気が出る。そう、お洒落なんですよベストは。そのベストの持つ振り幅の広さをさらに大きくしてみよう。そしたらもっと着るよね、とひらめいて出来たのが今作。

 

 

 

 

 

 

元々、ensou.に丸首のノースリーブシャツ的なものがあって、ソレをヒントに大きく修正を加えていった感じです。まず、3月に発売したCharmingmanの2つの生地を貼り合わせて、無双にしました。フロントはVにして、形はオルテガのロングがもう少し長めになった感じと伝えて、鏡の前でメジャー合わせてサクサクと仕事が進みます。さすが本家パタンナー。今の気分だとベストは丈長の方が良くて、そっちの方が大人っぽいです。リバーなので、イエローのチェックとライトグレーの無地、全く違う要素がごっちゃ。これには合わないけど、ひっくり返したらめちゃくちゃ合う、なんていうことが起こるはずで、着る機会が増えるんじゃないかと。

 

 

 

 

既に前作のCharmingmanをお持ちの方は同生地でレイヤーしても良いし、ここでもシャツの上に着ても、シャツの下に入れ込んでも良いわけです。なんだか楽しく無いですか?この生地感だと夏にTシャツの上からも良いです。僕がまだ思いついていない色々な着こなしがあるはずなので、是非手持ちのものとトライしてみてください。残念ながらイエローのインド手織り生地の方に生地不良箇所がちょこちょこ出てきたようで、綺麗な部分しか使えないので大きく減産してしまいました。カディあるある。ですので、数は多くないです。あと、西川さんからのやりとりでベストの無双はかなり縫製が難しかった、、、と。僕は提案するだけなのでいつも無茶振り気味になってしまいますが、今回も作り手泣かせなことをお願いしていたようでした。ポケットも両面付いていて、そのデザインも違う。素晴らしい。まだ未洗いですが、これは洗った方が雰囲気良いと思います。Fサイズのみで、身幅55、肩幅42、着丈75です。今週も土曜日だけの営業になります。在庫残りましたら、日曜の正午にアップします。

 

 

 

 

 

 

22.5.14- Sat

Ex Reversible Vest
Light Gray × Yellow
Silk50 Linen50 / Cotton100
F
52.800 tax in ( 48.000 )
ensou.