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“新” kakinoha bag

 

kakinoha bagについて綴ったのは随分前ですが、新店オープンのタイミングでリニューアルすることにしました。当時、頭捻って作ったバッグです。3年前の手記はこちら。リニューアルについて結論から先に言うと、無料でお渡しするのを止めました。暗い話のようですが、前向きな話です。柿乃葉は顧客様に支えられている店です。横に広いと言うより、縦に深い。沢山の新規客が訪れる店でなく、服が大好き、服が趣味な素敵な方が何度も足を運んでくださってます。「3万円以上のお買い物には無料でお渡しします」と宣言してから気づいたんですが、うちに3万円以下の商品なんて殆ど無いじゃないですか。なので有難いことに、kakinoha bagを10枚、30枚と所有している方が沢山いらっしゃると思うんです。ここに、3年もすると疑問が湧いてくるのです。皆さん「スーパーに買い物行く時に必ず使ってますよ」と仰っていただくのが嬉しく、でも10個目くらいから流石にもう要らんよな?収納とかで使ってるのかな?もしかして捨てられたりして?とか。元々、原価もめちゃくちゃ高いし、昨今の値上げでさらに上がっている。なんかもっと違うことで、喜んでもらえないかと。ひらめいたのが、スタバのマイボトル割引でした。僕はやったことないんですが、よく前に並んでいる人とかレジでタンブラー渡してるんですよ。22円安くなるらしいですね。これって素晴らしくないですか。店側はゴミが減る、発注も減る、エコフレンドリー、お客さんは(少しだけど)得をする。これだ、と。

 

 

 

 

 

 

8月10日のKAKINOHAHANAREのグランドオープンより、両店共に基本スタイルはチープな紙バッグに変わります。kakinoha bagは有料となりますが、kakinoha bagを持ってきていただくと2ポイント還元します。その場で2%値引きです。ただし、購入品がバッグに入ることが前提です。小バッグを持ってきていただいたけど、コートを衝動買いして入らない。そんな時はオフは出来ませんのでご了承ください。デザインが新しくなりました。上の写真が柿乃葉デザイン、下の写真がKAKINOHAHANAREデザインです。新店のネームは引き続き、書家の細川建翠氏にお願いしました。いきいきとした躍動感ある筆の動きと、ワビサビの同居。良いですねぇ。かなり気に入っております。そしてイラストは坂井直人氏。BLOOM出身の期待している変人の奇才。コンセプトはこれも思いつきで、柿乃葉が“花器の葉”、KAKINOHAHANAREが“牡蠣の葉”。ちょっと苦笑いされそうではありますが、さすが坂井くん。シュールに仕上げてくれました。メッセージは「良い服を着ている時は、どんな男も機嫌良く張り切るものだ。褒めることのほどじゃない」。チャールズ・ディケンズ著のマーティンチャズルウィットの一説より。基本、表裏にそれぞれショップ名、イラストが入ります。それぞれの店でのみ購入可能で、どちらの店でも還元はいたします。店頭に出てないことも多々あると思いますので、その時は仰ってくださいね。

 

 

 

 

 

23.8.10 Thu –

kakinoha bag 小
Cotton
1.650 tax in ( 1.500 )

kakinoha bag 大
Cotton
2.750 tax in ( 2.500 )
kakinoha