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“Otani-san” Sweat

 

僕はほとんどテレビを見ない。ドラマを見ている妻を横目にソファにごろんとなり、趣味の格闘技のYouTubeを見ている。唯一、深夜にかけてのスポーツニュースだけは気になってしまうが、近年はその殆どが大谷翔平の話題だ。僕も彼の顔が見えた瞬間にYouTubeを止めて、テレビに釘づけになる。まんまと各テレビ局の視聴率競争の術中に引っかかっている。彼は今や世界No.1のベースボールプレイヤーとなった。そんな折に昨年、松村さんと一緒に気の抜けたスウェットを作ろうとネタを考えていた。ここでの“気の抜けた“とは、少々おふざけ感のあるプリントスウェットのことを指す。松村さんはプロレスが好き。僕は小学校の時にWWEに夢中になり、ハルクホーガンやスタイナー兄弟が好きだったから、松村さんとならそっち系のネタでどうかと話していたが、結局は熱のある大谷翔平路線でいくことにした。ちょうどホームランダービーを突っ走っている頃だった。そして半年経って、オータニサンスウェットは出来上がった。ド定番の霜降りグレー。肌あたり抜群のダマになった裏毛。ダメージ加工あり。

 

 

 

 

 

そして肝心のプリントのストーリーを考えた。何だか見たことありそうなアメリカ人のおじさんが、(あの世から?)大谷翔平の二刀流の活躍に驚いて(嫉妬して?)「オータニさーん」とホームアローン風に叫んでいる。野球帽にはMK(マーティーカキノハ)のワッペン。なかなか面白いプリントが出来た。インラインのスウェット程ではないが、これもそこそこコンパクト目に作っている。目指すは60s頃のビンテージスウェット。身幅はゆとりあるが、着丈はショートなのでジャケットの下に着た時のバランスもちょうど良い。スウェットはこの位の着丈が大人っぽくて好き。サイズ2で着丈61、身幅56、裄丈88、3で着丈62、身幅58、裄丈89.5です。ジャケットのインには2を、ドレトラには3を着てみたけど、袖はいつも通り長めなので僕(177、66)でどちらも着れる。スタイリングイメージは案の条、グレーのワントーンで。今週もHANAREで発売になります。金土日の営業です。オータニさんスウェットは金曜発売、土曜の閉店後に在庫があれば日曜正午に商品帖に更新します。

 

 

 

 

24.3.15 Fri – @KAKINOHAHANARE
24.3.17 Sun / 12:00- @柿乃葉商品帖

Ex “Otani-san” Sweat
Cotton
Gray
2 / 3
39.600 tax in ( 36.000 )
MAATEE&SONS