2026.02.26
014 Wallet ( TH )

前作から2年半も空いてしまっている。24AWの新作発表を目標にすぐに着手したが、今回はどうしても新しいものをお披露目したく、時間ばかりが過ぎてしまった。買い逃した顧客さんに何度「もう少しで出来ると思います」と言ったことか。財布を買わずに待っていていただいた方、すみません。ですが「待った甲斐あったよ」と言わせます。ようやくこのタイミングに014 Wallet ( TH )として発表出来ます。上の1枚目の写真は私物、処女作である005 Walletのグレージュカラー“Etoupe”。使用期間としては3年強。鈍い光沢を纏いながらのエイジングも美しく、使い勝手も申し分ない。もうこれ以外を想像できないほど自分にとっては最良の道具であり、ライフスタイルでの必需品となり、細野さんには本当に素晴らしい財布を作ってもらったと思います。この財布を使い始めて最も良かったことが、1日に1度もジップを開けない日の方が多いこと。ジップを開けてみると、中央にはコイン、片側にお札を2つ折り、もう片側に免許証などのカードを7、8枚程度入れているが、ここはそこまで多く使わないんですよね。背面の収納に最も頻繁に使うカードを3枚忍ばすことが出来る。僕の場合は法人クレジット、個人クレジット、銀行キャッシュ。今の時代、スマホ決済も増えているのもあって、財布を出すシーンの殆どはこの3枚で事足りる。現金だけの町中華、駐車場がカード使えないとかはあるが。領収書やレシートも、ジップを開けないまま、外のポケットにさっと仕舞い込めるのだ。使用するのはトップメゾン御用達のフランスの名門、HAASのエプソン(別名Dervy)。美しい発色とミニマルな出立ち、適度な硬さもあり耐久性もすこぶる高い。これを表だけでなく、贅沢に裏にまで配色で使用しているのがこのスマートウォレット。1つ目の新色は安定した人気のNoirに、配色感を抑え込むようにNavyを合わせたもの。この商品はその配色がひとつの見せ所だが、一見ソリッドに見えるくらいミニマルな方向で作ってみた。大人です。2つ目が、私物にも近しい雰囲気ながらよりグレイッシュなEtainと、ひよこを意味する薄イエローPoussinの掛け合わせ。僕にとってグレー×イエローは永遠の贔屓カラー。最高です。過去にも、このウォレットは数少ない女性客からも受注をいただいており、特にこのEtain×Poussinは奥様にもおすすめです。

そして今回、初のエキゾチック。2型用意することが叶った。昨年、8月に細野さんと一緒に東京の下町に革の選定に行って、その場でハントしてきた。革に限りあり、残念ながら限定数。去年のうちには発表予定でしたが、縫製を試してもらったり、ミリ単位で革を漉いたり、と調整に時間がかかりましたね。まずはアザラシ。捕獲、流通量が厳格に制限されている希少素材であり、立体的で流れるような畝模様に目がいくが、この畝はエキゾチックレザーの中でも突出して高低差が大きい。一方、使い込むほどに光沢を帯びながら少しづつ摩耗され、表面が滑らかになるという、他にはない特別な経年変化を見せる。見た目に反して革は柔らかく、耐久性にも優れている。色はインディゴのようなやや浅めのネイビー。アザラシの財布は、なかなか出会えないでしょう。威張れます。そして、2つめは泣く子も黙るヒマラヤリザード。革が好きな方は聞いたことあるかも。貴重なリングマークリザードを、ブリーチを応用した特別な舐し技術で精製。ため息の出るような白からグレーへの美しいグラデーションが大きな特徴で、ヒマラヤ山脈の雪と岩肌を連想させることから、そう名付けられている。リングマークの中でも、色ムラがなく綺麗に整っている原皮しか使用できず、そもそも日本で1社しか作ることが出来ない。この超希少なヒマラヤリザードを2.5匹使用して、ようやく財布1つが完成するという、、贅沢の極み、、。経年変化も実に優雅で、使用と共に艶を増しながら、次第にアイボリーや茶味を帯びていくそう。アザラシ、ヒマラヤリザード共に、状態の良いものしか使いませんが、当然個体差はあると考えてください。それぞれのライニングには、フランスはALRANの山羊革、通称”Chevre”を使用した。これも“H”の手帳など、トップメゾン御用達。繊維密度が高く、とりわけ軽さと耐久性が高い。引き続き、全てのジップにはスイスから取り寄せたririを使用。日本のそれより細かなムシと、ブランド名も入らないミニマルさ。柿の葉っぱをイメージしたレザースライダーには、Rosaria Product.の細野さんが丁寧に手縫いでインレイを施している。柿乃葉の自信作です。2023年からはユーロも30円前後上がっているので、どうなることやらと思いましたが、価格はイメージしていたより抑え込めたと思います。個性の異なる4種、是非お好みの1つを見つけてください。今回の販売方法については、下記に記載しますが、受注会となります。定番展開のHAASのエプソンはある程度の数量を用意していますが、エキゾチックの2種はどちらも数点のみのLimitedとなります。裁断により1、2点増産出来る場合は受注会後にアナウンスする可能性があります。店頭受注を行った後、日曜正午に商品帖を更新します。
< Size > W9cm / H12cm / D1.5cm
コンセプト、デザイン詳細、完成までの過程などは過去の手記にしっかり書いています。今回は省略しているので、下のリンクよりご確認ください。
2023.01.25 手記 – 005 Wallet ( TH ) –
2023.10.11 手記 – 007 Wallet ( TH ) –

<受注会について / 納期予定 26年6月 -8月>
販売方法は、受注形式です。また、納期に関しては、革やririの手配にもより、半数以上は6月に1便目予定、8月に2便目となる可能性があります。基本的には店頭受注の方→商品帖受注の方という流れでの先着順です。納品までお待ちいただく可能性があることを、ご了承いただいた上での受注をお願いします。金土の店頭受注後に、日曜正午より商品帖受注へ移ります。お支払いで前金 ( 上代の半額 )をお選びの方は、納品時にメールを差し上げますので、残金 (クレジット or 銀行振込) のお支払いをいただいてからの発送となります。受注後のキャンセル、また前金の返金はお受けできませんので、予めご了承ください。
①店頭受注 / 入店フリー
2.27 Fri – 2.28 Sat / 12:00 – 17:00
ウォレット4種を見ていただき、その場で受注が可能です。特に数量の少ないエキゾチック2種は、先着順となりますので、ご検討の方は是非、店頭へお越しください。今回はアポイント制ではありません。特に開店直後など、混雑状況によってお待ちいただく可能性もありますので、時間に余裕を持ってお越しいただけますと幸いです。お支払いは前金 ( 上代の半額 ) or 全額、各種クレジット or 現金を選択可能です。お気をつけていらしてください。
②商品帖受注
26.3.1 Sun / 12:00 – 23:00
店頭受注の翌日の日曜12時スタート、同日23時に締め切ります。受注用意数が終了したものは、SOLDとなる可能性があります。お支払いはこちらも前金 ( 上代の半額 ) or 全額、クレジット or 銀行振込を選択可能です。月曜に発注をかけますので、銀行振込の方は3.2 ( Mon ) PM12:00までにご対応可能な方のみご選択ください。
26.2.27 Fri – 2.28 Sat / 12:00 – 17:00 @柿乃葉
26.3.1 Sun / 12:00 – 23:00 @柿乃葉商品帖
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Order Event
– 014 Wallet ( TH ) –
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Face Leather & Lining _ Calf Leather – HAAS ( France )
Color _ Etain × Poussin / Noir × Navy
Price _ 61.600 tax in ( 56.000 )
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Face Leather _ Seal Leather
Lining _ Goat Skin – ALRAN ( France )
Color _ Navy × Marine
Price _ 79.200 tax in ( 72.000 )
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Face Leather _ Himaraya Lizard
Lining _ Goat Skin – ALRAN ( France )
Color _ White × Ice Gray
Price _ 143.000 tax in ( 130.000 )
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riri zipper ( Switzerland )
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Delivery Date / June – August 2026
kakinoha



