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004 Sweat ( KM )

去年のクリスマスに発表したkakinohaのリバースウィーブが好評でした。詳しく書いているのでこちらの手記、読んでください。2作目もBlurhmsの村上さんにお願いしています。前回でほぼイメージ通りだったので大きな修正点はないのですが、今作ではフライス周辺のアップデートをしています。まず、ウエストリブのブラウジングを強くしました。これはビンテージのリバースには無い要素ですが、より裾の溜まりを作れるようになったのと、あとは着丈の調整が入れやすい。メンズも全般に短め丈が気分になってきたけど、ここでは着丈を削るのでは無くブラウンジングで調整するという考えです。女子なんてへそ出しが復権してますね。あともう1つ改良を加えたのが袖のフライス。2cmくらい長くして、ここもテンションをきつめにしました。前作はビンテージのリバースよりリブ長は短かったですけど、反対に少し長くなったかも。太い袖からリブにかけて急に細くなるので、ここも溜まりがつきやすくなりました。下が、前作との比較。

 

 

 

 

素材は引き続き、村上さんが編み上げたスウェット生地。限界まで度詰められて適度なハリコシがあって、反対に裏のループは無撚糸でさらさらパウダリータッチです。タフでヘタれにくいのに柔らかい着心地で、当たり前ですが当時のものより格段に質も良いし手が込んでいます。そして色ですが、ボディの薄グレー霜降り、右袖のグレー霜降りはそのまま。変更点として、サイドのフライスをダークグリーン、ウエストリブがネイビーです。結構濃度があるので暗がりでは黒に見えたりもしますが、自然光で見ると色差がわかります。前作はサイドが明るめのブルー、ウエストが黒だったので、今作の方が締まった印象でしょうか。フライスは着て洗ってで、少しづつFADEしていくのも特徴です。

 

 

  

 

 

その他、肩線を省いたりは継続です。サイズは7で着丈68、身幅63、肩幅53、袖丈60です。8で着丈70、身幅65、肩幅55.5、袖丈62。寸法上はかなり大きく見えますが、絞るとこ絞ったので着てみると前作よりもややコンパクトに感じました。写真で着用は8です。7でも普通に着れます。元々“ドレトラに合わせるスウェット”のイメージで作った商品で、柄でも無地でも良いですね。あとウエストのフライスをブルーにしたので、デニム履いた時の上下の流れは綺麗だと思います。僕はこれに(今年は)デニムは履きませんが。緩めのジャケットなり、テーラードベストなり、ドレス要素あるものの中和剤になるので、“崩し要員”として色々とミックスしたいです。綺麗すぎず、カジュアル過ぎず、バランスが重要。ちょうどスウェットな気候になってきましたね。今週の柿乃葉の営業は10.8(土)のみ。10.9(日)正午に商品帖へ在庫を移します。

手記 21.12.23 _ 001 Sweat ( KM )

 

 

 

 

22.10.25- Sat

004 Sweat ( KM )
Cotton
Mix
7 / 8
33.000 tax in ( 30.000 )
kakinoha