2023.07.19
受注会 Ghost Lapel Jacket
今年の春にリリースしたGhost Lapel Jacketですが、予想以上の反響で早々に完売。僕自身も買えなかったこともあって、早速新作を考えました。前回の手記はこちら。パターンは前作で理想的に上がってきてくれたのでステイして、仕様と素材を変えていきます。秋冬となると少し茶目っ気のあるトラッド感は抑えて、簡単に言うと大人っぽさと言うか、もう少しシックな印象に持っていきたい。とは言え、今作もデニムやスラックスに羽織るだけのような存在にしたいので、普通じゃつまらなくて、シンプルに良い素材を使うこと、パッチワークではなく英国柄通しを控え目にバイカラーにしていくことにしました。西川さんに色々用意してもらったバンチから気に入ったのがお馴染みの英・Fox Brothers社のフランネル、今まで使ったことのないVintage Foxです。Foxと言えばのフランネルですが、基本的に定番素材となり大きく入れ替えを行わないのに対し、シーズン的要素が強く定番展開しないのがこのVintage Foxというレーベル。インポート生地の高騰も著しい中ですが、このレーベルのメーター単価を聞いて驚きました。カシミヤ以上に高い。ネームは通常のネイビーのキツネでなく、Vintage Foxではオレンジのキツネに変わります。
２パターン作りました。まずは英国定番のグレンチェックです。ミディアムグレーベースに、ブルーを効かせたライン。これは素直にブルーデニムに合わせるイメージを持っています。今回のデザインの肝となる切り替え部分は3箇所で、ポケットのフラップ部、内袖、外側からは見えない見返し部分です。この切り替えた生地にも、チャコールのグレンチェックを配しました。ベースの柄の出方とは異なってシャドー感が強いので、グレンチェック同士とは言えど馴染んでくれて、良いバランスに仕上がったと思います。そして、このVintage Foxの生地で包んだバッジを3つ付けてもらっています。スタイリングによってフラップ、胸、腕に付けてみたり、合わせたバッグに付けてみたりと自由にアレンジできます。ゴーストラペルは襟がカットされたようなデザインなので、レイヤードも自由度が高く、保温性のあるベストなんかがやっぱり高相性です。
そして、もう1つがハウンドトゥース。生成りとブラウン、カーキで構成された千鳥格子です。どちらかと言うと遊びと言うより、クラシックな印象のあるFoxの通常ラインでは存在し得ない、意表のついた色構成ですが、柄の細かさから一見グレイッシュにも見えたりと面白い側面を持っています。この千鳥には、ミディアムグレーのチョークストライプ生地を当てました。全く異なる柄なのに、大人っぽく仕上がってます。無地のスラックスや、色の抜けたデニム、汚れたホワイトのパンツなど良さそうです。今年の秋冬は綺麗なジャケットやニットに、ディミッシアーノ＋ソックスを合わせたいなと思っています。さて、先週のtaupe D Motoikeのネックレスに引き続き、今週も受注会となります。外はうだるような暑さで、秋冬の気配はまだずっと先ですが、お届けは10月頃でちょうどベストシーズンになる見込みです。カーディガンとテーラードの間のような見た目を持っていて、今回も軽さを重視してあえて裏地つけなかったので、春にも着て欲しいですね。サイズはMで着丈75、身幅52、肩幅44、袖丈61.5。Lで着丈77、身幅54、肩幅46、袖丈63です。金土はそれぞれのサイズをフィッティングしながら、実際の商品に袖通ししてオーダーが可能です。日曜正午から24時までは、商品帖の受注に切り替わります。前回のリリース後、購入できなかったと他方面からいただいたのですが、今回は基本この3日間であれば受付けできます。一般発売は受注用意数に到達してしまった場合は行いません。今年も去年以上にテーラード気分ですが、変化球好みの曲者の方(笑)は、是非このタイミングにご検討ください。
23.7.21 Fri – 7.22 Sat 12:00 – 17:00
商品帖 7.23 Sun 12:00 – 24:00
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Order Event
Ex Ghost Lapel Jacket
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Wool Flannel – Vintage Fox ( UK )
Glen Check × Glen Check / Hound’s Tooth Check × Chalk Stripe
M / L
154.000 tax in ( 140.000 )
Delivery Date / October 2023
ensou.