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Kudu Riverse Moccasin

 

確か3、4年前にLe Yucca’sから発表されたモデル。僕も当時は見向きもしなかったし、たぶん日本にも数える程しか入ってないはず。でも今になって急に可愛く見えるから不思議だ。端的に言うと、スラックスを綺麗に見せないブーツを探していた。スラックスにダサ系のビンテージadidasで崩す感覚と同じ。秋から春にかけてはブーツでこれを実践したいが、でも本格ゴリゴリ系だと何か違う。記憶の片隅にあった、このモカシンブーツに白羽の矢が立つ。アイレットは唐突な六角形。ブーツを可愛らしくドレス方向に向かわせるユカさんの引き算具合は完璧だ。センスの塊である。そこに僕はやっぱり捻りを入れたくなって、90sを代表するアメリカのあの靴から離さないようにズバリなサンドスエードを選びつつ、牛じゃなくてめちゃくちゃ滑らかなクーズースエードを当てこんだ。聞き慣れないクーズー(クドゥ)の生息地はアフリカで、日本では一頭たりとも飼育されていない。革質はとにかく柔らかくて、優しくソフトに足を包み込んでくれる。このアメリカ由来のワークブーツに繊細なクーズーっていうのが既にひとつの違和感だと思う。見た目は漢、実は女々しい。

 

 

 

 

 

シューレースはクライミング用の細ロープと、革紐の2種付き。結び方はクライミングはオーバーラップ、革紐はシングルがベスト。コンセプトとしてはスラックスの外しの立ち位置なので、僕としてはカジュアル見えするクライミングロープがおすすめ。単純に脱ぎ履きもこっちの方が断然楽。これは汚して履きたい。デニムも合わないわけ無いけど、スラックスを崩そう。今回は受注会ではなく、サイズも限定的で(すみません)40、40.5、41の3サイズ。そして柿乃葉ではなく、HANAREで発売します。やや細身なBALLラストは日本人の足にも相性良く、ブーツで所謂編み上げなので、KARENAで39.5から41くらいまでの方が該当してくるはず。明日、僕も久々にHANAREに立つことにしました。OPENぶり。この靴だけでなく、色々なニット、アウター類など充実しているので是非、明日はKAKINOHAHANAREまで遊びにいらしてください。商品帖は11.27(月)の19時にアップします。合わせて大好きなPantherellaのソックスも出します。ウールベースのホーズと、以前柿乃葉でDIMISSIANOSの時に発売したミックス。ブーツにも短靴にも、冬はこの2種がベスト。在庫もう薄いですが、グレーワントーンが気になる今、先日発売したこれも熱い。

 

 

 

 

 

 

23.11.26 Sun –
KAKINOHAHANARE / 12:00 – 18:00

Ex Kudu Riverse Moccasin
Kudu Riverse
Sand
Ball Last
Blake Stitch
40 / 40.5 / 41
209.000 tax in ( 190.000 )
Le Yucca’s