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開襟リボンシャツとリメイクバッグ

 

約1年前にPOPな英国生地で作ったオープンカラーシャツ。その時の手記はこちら。その気分はずっと続いていて、今年も沢山着ると思う。僕にとってシャツは制服的な役割である。沢山持っている。ただ例年よりもう少しガチャっと着たい気分だ。今作では色柄での遊びでなく、ディテールへフォーカスする。今期インラインから出ていたリボンシャツの要素を取り入れながらも足し引きして、最にとってちょうど良い塩梅に寄せていったのが今作。リボンは過去にensou.で使われていた刺繍入りのものを引っ張り出してもらい、その対にはシャツと同調させるように共生地のくるみボタンを作ってもらった。この2つは単なる飾りであるが、もう少し踏み込んでスタイリングしたい時は、リボンをボタンに引っ掛けてみるのも面白い。ガチャっと感が増して何だか可愛い。ちょっとキュートな見え方に照れてしまいそうだ。

 

 

 

 

生地は2つ用意してもらった。1つ目はシルク50リネン50のリップストップ。ensou.と言えばのオリジナル生地だ。僕も好んで着ているが、密度などを変えながらもう3回も作っているんだそう。シルクの特性上、洗うと少しづつ白っちゃけるが、これはそれがない。最初から白なもんで。この生地はインラインのフーディーと同混率ながらシャツ用に1段階薄く作られているが、適度なハリがあるので横に広がってバサっと着れる。あと気持ち透けるのが好都合で、内側にボーダーやプリントTee、メッシュタンクなどを着て、存分に透けレイヤーを楽しむ。そして剣ボロの裏は、共生地のイエローに切り替えてもらった。ちょっとした所だけど、折り返した時にハッピーな感じになる。2つ目はインドで手織りで作られるカディコットンのマドラス。サックスとベージュの優しいトーンで、いかにも賢そうで良い人感が滲み出るチェックだ。テープや剣ボロ裏が白なのでこのマドラスに良く映える。シルクリネンよりもやや薄手で、洗いを繰り返すとコシがなくなって柔らかさが増してくると思う。ライトグレーやベージュのスラックスで爽やかに着たい。共にワンウォッシュ済み。パターンは前作と変わらずでリラックスフィット。縮率の差があって、シルクリネン(白)の方が少し着丈が縮んでいる。白/ベージュサックスの順で、サイズMで着丈76.5/79、身幅61.5/61.5、肩幅49.5/49.5、袖丈61/61.5、Lで着丈78/80.5、身幅63.5/63.5、肩幅51/51 袖丈62/62.5です。僕(177/66)はどちらもLを着用。Mでも全然着れる。

 

 

 

 

 

今回もまたバッグを作ってもらった。リクエストはパンチのあるデザイン、そして斜め掛けが出来ること。通常、ensou.の服を買うと専用バッグが付いてくるが、そのシャツ用バッグをリメイクしてもらうことになった。ハサミでボディを縦に切断した後、またミシンを踏んで繋げていく。その際に持ち手の片側も根元付近で切断して、2つを結んで繋げることで斜めがけが出来る長さを担保している。3つのバッグを壊して、2つのバッグを作るそうだ。デザインは今回シャツで使った生地を雑めにパッチワークしてもらった。西川さん案のPRAYのステンシルプリントは、ensou.の由来でもある演奏=PLAYを文字ったもの。このリメイク仕事を西川さん自身が黙々とやってくれている。夏が近づいてくると、この手の薄くて軽いバッグが何かと重宝する。今週もHANAREでの営業です。金曜日の発売、在庫があれば日曜の正午に商品帖に更新します。

 

 

 

 

24.3.22 Fri – @KAKINOHAHANARE
24.3.24 Sun / 12:00- @柿乃葉商品帖

Ex Open Collar Ribbon Shirt with Remake Bag
White / Silk50 Linen50 – Ripstop
Beige Sax / Khadi Cotton – Hand Woven ( India )
2 / 3
52.800 tax in ( 48.000 )
ensou.