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DUOMO Type10 – taupe D.Motoike展 –

 

 

 

 

 

 

去年の12月に“PINKY TYPE3”をリリースする頃。既にその隣りの薬指に、とあるリングを付けていた。昨夏、結婚10周年のタイミングに、本池さんに頼み込んで個人用として作ってもらった特注のペアリング。10年間はCartierのプラチナをマリッジとして付けていたが、何となく自分に合わなくなってきたと思っていた頃でもあった。taupe D.Motoikeの初期のデザインとして“Hervest Chain”、そして今回の“DUOMO Ring”が存在する。20歳の頃にフィレンツェに渡り、ドゥオモの真裏に構えるアトリエで彫金の修行に入った本池さん。ドゥオモに併設された洗礼堂は決まって八角形をしており、キリスト建築においても八角は「復活」「永遠」を象徴する重要な図形である。本池さんにとって、ごく自然な流れで“DUOMO Ring”は誕生した。“PINKY TYPE3”も八角形であり、言わばtaupe D.Motoikeのリングを象徴する形でもある。八角リングは見た目の美しさは勿論だが、皮膚の逃げ場があるためにギリギリのサイズでも関節を通りやすく、丸型に比べてもフィット感も強い。定番のDUOMO Ringのバリエーションに存在しない、ピュアプラチナ+純金のグラデーションをどうしても付けたかった。グラデーションは炎と金槌を用いた“鍛金”を駆使して融点の異なる別金属を1つに成形する、本池さんならではの高度なテクニックである。さらに、このグラデーションがあることで、ただ付けておくリングではなく、2つの見せ方が出来ると考えた。当初は完全に自己満を投影した個人用だったが、1度も外すことのなかったこの1年半の月日を経て、“DUOMO TYPE10”としてお披露目することになった。この機会に大事な人へ感謝を伝えてみてはどうでしょう。勿論、ご自身用として今年1年のご褒美にも。ペアで無い場合は、ピンキーか中指に。右手薬指もおすすめです。

 

 

 

 

 

 


1年半前に作ってもらった私物のリング。片方は妻が所有。白金と表現されるプラチナは、シルバーと比較すると反射率が低く渋みがあり、色味が深い。さらに密度は約2倍と言われ、硬度が高くずっしりと重厚感があって所有欲に満たされる。今回のPT999=純プラチナは硬さの中に粘度があり、手仕事による鍛金を繰り返すことで、味わいのあるプラチナの表情が生まれる。一方、純金はより柔らかい素材であり、この全く異なる性質を持つ“純プラチナ+純金”を融合させることは極めて難しい。本池さんだからこそ成し得る技である。来年から、純金を用いた特別な商品にのみ、グレーの桐箱の内側がファー仕様に変わる。ブランドロゴも新しい仕様に。

 

 

 

 

 


メタルブレスのROLEXを付ける時はプラチナ側を向け、ゴールドケースのTANKを付ける時はゴールド側を向ける。これがやりたかったのだ。僕の場合は関節が太いので自然と動いたりもしてしまうが、靴とベルトの革色を合わせるのと同じように、手元をスタイリング出来ることは、TYPE10を所有する大きな醍醐味でもある。時計だけでなく、シルバーのブレスレット、金張りのメガネフレームなんかに同調させるのも良い。女性のファッションに比べて男性のそれはバリエーションこそ乏しいが、スーツ然り着こなしのルールが存在し、それを知った上で崩す楽しさがあったり、同調させる気持ち良さもある。そんな“自己満の積み重ね”こそ、男性的ファッションであると思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023年にリリースしたHervest ChainのType1、昨年リリースしたPinky Type3もこの機会に再受注いただけるように。これらも風呂に入る時も、寝る時も外すことはなく、肌身離さずお守りのように身につけている。温泉とサウナが毎週のルーティンで、このタイミングだけType1を外すことを覚えましたが。硫黄が強い温泉だと硫化し、サウナはネックレスが火傷するほど熱くなります。新品が届いて私物と比較してみた。どれもマットな質感に沈み、体の一部のようにしっとりと馴染んでいる。さらに写真を撮ってみて、特にTYPE3の新品との差が興味深かった。純金特有の鈍い光沢への変化、細かな傷と共にエッジが取れ丸みを帯び、アンティークと化している。ピュアな金属、本物の素材は、合金とも明らかに異なる経年美化を魅せる。時を経て、むしろ味わいや深み、美しさが増すことは、現代の大量生産、大量消費の対にある、モノを大切に扱う考え方にリンクするものだ。この経過を見て、改めて愛着が増しずっと大事にしていこうと思えた。さて、去年ここでも伝えた通り、25年1月にtaupe D.Motoikeの価格改定がありました。金価格はこの20年で15倍になり、この1年で見ても1.5倍以上と、上昇を続けている。ご存知の方も多いですが、純金や純銀を扱うことが出来るハンドメイドジュエリーの作家としてtaupe D.Motoikeは世界的に見ても、かなり良心的なプライスを維持しています。例えばニューヨークのギャラリーでは、本池さんと肩を並べるジュエラーの作品が2倍以上の値付けが一般的な昨今。本池さんの心意気もあり価格を保っていますが、今現在が底値であり、今後も金価格と共にじわじわと上がっていくと思います。今作は全て受注生産となり、店頭での受注の後に商品帖受注に移ります。12/6の土曜日には初めて、本池さんの在廊がありますので、是非この機会に。商品は1点のみとなりますが、リングゲージを用意しており、ぴったりのサイズをご提案します。Type10、Type1、Type3共に、受注納期は2月末から4月頭予定。1点の制作に多大な時間を要するため分納となる見込みです。先着順でお作りしますが、商品によって多少前後する可能性があります。店頭受注は下記の通り、アポイント制となります。Type10のリリースにつき、奥様、パートナーとのご来店も嬉しいです。在庫のある他の商品をご覧になりたい方も、アポイントをいただけますと幸いです。

 

– 過去の手記 –
2024.12.06  Pinky Type3
2023.07.12  受注会 Hervest Chain Necklace Type1 & Type2

 

 

<Appointment>
Day _ 12.5 Fri- / 12.6 Sat-
Time _ 12:00- / 12:50- / 13:40- / 14:30- / 15:20- / 16:00-
* 12.6 Sat- 本池さん在廊予定

①氏名 ②携帯番号 ③ご住所 ④第3希望までの日時
4項目を明記の上、HPの<問合せ>、または下記のアドレスへメールをお願いいたします。お時間の希望が無い場合は、空きの時間をこちらで選択しメールさせて頂きますので、曜日のみご記入ください。

info@kakinoha-kamakura.com

*お支払いはクレジット or 現金の選択、前金( 上代の50% ) or 全額の選択が可能です。前金お選びの際は、受注品到着時にメール決済、または銀行振り込みで残金をお支払いいただき商品発送となります。

 

 

<商品帖>
Day _ 12.7 Sun  12:00 – 23:00
上記の時間で商品帖を更新します。23時に締め切ります。“Duomo Type10”、“Pinky Type3”をご希望の方で、ご来店が難しい方は、お近くのジュエリーショップなどリングゲージがある店舗でサイズをお測りください。特に小指をご検討の際は、リングを付けていると多少緩む傾向があるので、関節をギリギリ通るぴったりのサイズで作ることが重要です。

*商品帖も同じく、クレジット or 現金の選択、前金( 上代の50% ) or 全額の選択が可能です。お客様のご都合でキャンセルされる際、前金の返金はできかねますのでご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

25.12.5 Fri – 12.6 Sat / 12:00 – 17:00 @柿乃葉
24.12.7 Sun / 12:00 – 23:00 @柿乃葉商品帖

Order Event
– Ex Duomo Type10 –
K24 ( Pure Gold ) / PT999 ( Pure Platinum )
♯3 – ♯19 / 264.000 tax in ( 240.000 )
♯20 – ♯22 / 308.000 tax in ( 280.000 )

– Ex Harvest Chain Necklace Type1 –
K24 ( Pure Gold ) / SV999 ( Pure Silver )
55cm
456.500 tax in ( 415.000 )

– Ex Pinky Type3 –
K24 ( Pure Gold )
♯3 – ♯13 / 473.000 tax in ( 430.000 )
♯14 – ♯15 / 517.000 tax in ( 470.000 )

Delivery Date / Late February – Early April 2026
taupe D.Motoike